どうも ぽーです。私は過去にお金持ちの家の家事代行(主に家の掃除)を6年ほど続けていました。ここイギリスではお金持ちでも共働きが普通です。そうなると家の掃除をする時間はお金を出してでも誰かにお願いをして、仕事以外の時間は他のことに使おうとするのがお金持ちの考えです(羨ましい!)色々な家を掃除していろんな発見がありました。
小銭を持たない夫婦の話

アン(仮名)はオーストラリア人で旦那様はお医者様。彼女に賃貸マンション引っ越し後の部屋の掃除をお願いされました。家は町の中心のど真ん中にあり、目の前におしゃれなお店が立ち並んでいます。私が家に到着した時はすでに家の荷物は運び出した後、ガランとした状態だったけれど、あたり一面埃でした。
キッチンから掃除をはじめると棚や引き出しから小銭がでてきました。冷蔵庫の中にもあったりして、小銭を一箇所に集めました。他の部屋でもやっぱり小銭がいたるとこにあり、掃除をしてるのか小銭拾いをしてるのか、よく分からなくなってました。いやもう小銭の量が半端じゃないんですよ。しかも1ポンドとか50ペンスとかも混ざっているし。ちなみに1ポンドは日本円で150円ぐらいです。1円とか5円玉のレベルじゃないです。小銭の山が崩れそうになってきたのでスーパーの袋に入れかえることにしました。
バスルームにも小銭がやっぱりたくさん落ちてて、どうしたらこんなに小銭が落ちるのだろう、どうしてこんなに小銭が部屋中に落ちてるのに生活できていたんだろう、まったく金持ちのする事ってよく分かんないよとイラつきながら掃除をしました(笑
結局4時間かけて掃除を小銭拾い終えました。アンが戻ってきたので、小銭の袋を彼女に渡しました。アンから「私も夫も小銭が好きじゃないの。重たいから嫌なのよ。拾うの大変だったでしょ。ごめんなさいね」と茶目っ気たっぷり言われました。そして私にこう言ったんですよ。
「あなたのお子さん、まだ小さいよね?数字を数える練習にこの小銭を使ってみて!」
もっちろんもらいましたよ。だってかなりの金額です。塵も積もれば山となるとはこのことです!そしてアンの言われた通り、家に帰ってから子供達と小銭を数えましたよ。
そのお金で子供達(私も)が欲しかったWiiとゲームソフトをいくつか買いました。汗水たらして働いた拾ったお金で手に入れたゲームは最高に嬉しかったです。
その後アンの新しい引っ越し先のマンションでもお掃除を週1で続けました。やっぱり小銭がいたるとこに落ちていて、毎週拾ってましたよ。(もう小銭はくれなかったけどね!)だけど金持ちぶらないアンが大好きでした。今はオーストラリアに帰って子供も生まれて素敵なママになってます。
え?お金持ちの家の話つまらない?まだまだネタがあるんですよ。ハウスクリーナーは見たシリーズは続くのでお付き合いくださいませ。
以上です!