Netflix映画 バード・ボックスの感想です。ちょっと前にクワイエット・プレイスを観ました。クワイエット・プレイスは音を立てると殺されてしまう映画でしたよね。こちらのバード・ボックスは目を開けたら殺されてしまう映画です。
クワイエット・プレイスがイマイチだったので、この映画も正直期待せずに観たんですが、面白いじゃないか!2回繰り返して観てしまいました。この記事はネタバレなしの感想です。
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最初から最後まで緊張感が続く映画
ストーリーはこんな感じです。
母親らしき女性マロリー(サンドラ・ブロック)が2人の幼い子供に向かって真剣に話す場面から映画がはじまります。
『いい よく聞いて。今から厳しい旅に出るわ。目隠しは絶対に外さないで。見たら死ぬわよ。目隠しは絶対に外さない!分かった?』
うなづく小さな女の子(ガール)と男の子(ボーイ)、この2人には名前がありません。マロリーは彼らのことをガールとボーイと呼んでいます。
そこから話は5年前にさかのぼります。マロリーは臨月前の妊婦のシングルマザー、産婦人科に一緒に同行するのはマロリーの妹ジェシカ(サラ・ポールソン)。無事に検診を終えて、病院を出ようとするところから事件は起こります。
世界中のあらゆる都市で多数の自殺者が続出、被害がみるみる大きくなりマロリーが検診に訪れた病院でも同じことが起こり、パニックに….。
映画では5年前と現在が交互に映し出されていき、見ている私たちはどうしてマロリーと子供達が厳しい旅に出なければいけないのかが分かっていきます。
”あるもの”をみてしまうと、自らの命を絶ってしまうため生き延びた人々は目隠しをしなければなりません。家の中ではすべての窓をカーテンを閉めたり、新聞紙を貼り付けることによって、目隠しを外すことができます。
生きていくために食べ物や薬の補充が必要になり、目隠しをしたままでスーパーに向かったり。でもね、いろんなことが起こるんですよ。すべてがスムーズにすすまないんです。
見ている私は緊張しっぱなしです。
子役の演技が天才!

子供達のセリフは少ないですが、ガール役の女の子の表情で伝える演技が天才的!生まれてから外で遊ぶこともなく目隠しで移動しながら生活をしている5歳のボーイとガール。見ていて苦しくなります。
マロリーのパートナー役のトム(トレヴァンテ・ローズ)は筋肉ムキムキの優しい男性、命をかけてマロリーと子供達を守って戦います。
考えてみてください。外にでたら、目隠しで移動の生活。歩くのさえ怖いですよね。なのにマロリーは目隠しのまま、子供2人を抱っこして走る、走る、そして転ぶ→気を失う。子供達は目隠しをしているのでマロリーが気を失っていることに気づかない!!
ボートに乗っているマロリーと子供達、もちろん目隠しをしたままです。ボートが障害物にあたって、その反動でボーイが川の中に投げ出されたり。目隠しのまま、半狂乱になってボーイを探すマロリー。

もうね、ありえない状況がどんどん続いて、見ている私は思わず叫んじゃうんですよ。「だめーそれはだめー!」「目隠し取らないでーいやー!!」
次から次へとハプニングが続くのでポップコーン食べながら見る余裕なんてありません。食べ物、飲み物なしで見てください!
サンドラ・ブロックは現在54歳

マロリー役のサンドラ・ブロックは現在54歳。映画の中では妊婦役、5歳の子供の母親を演じています。でもぜんぜん違和感なし。素敵な54歳で憧れてしまいます。
サンドラ・ブロックといえば、ゼロ・グラビティで迫真の演技をしましたよね。この人まったく歳をとっていないように感じます。
↑こちらの動画は5分間の特別映像です
久しぶりに楽しめた映画です。ぜひ見てくださいね。