『運転者 未来を変える過去からの使者』をアマゾンオーディブルで聴きました。この記事では簡単なあらすじ、感想、心にのこった文を紹介します。
はじめに結論からお伝えします。
聴いて良かったです。私の個人的な点数は以下の通りです。
ストーリー
ナレーション
聴きやすさ
おすすめ度
さらに詳しく『運転者』について紹介します。
運転者｜あらすじ
『運転者 未来を変える過去からの使者』は著者 喜多川泰の作品。
|あらすじ| 自分の人生が鼻くそみたいな不満だらけの日々を送っている生命保険会社の営業部に勤めているサラリーマン。
思春期の娘は登校拒否、娘のこと、家の事はすべて奥さんにまかせっきりのその男がタクシーに乗車してから起こる出来事。
アマゾンオーデイブル『運転者 未来を変える過去からの使者』分冊版
ナレーター 白井翔太
再生時間 前半2時間25分/後半3時間11分
運転者（オーディブル）｜感想とナレーター評価
正直に話すと最初の聴き始め5分で聴くのをやめようかなと思いました。
この主人公の男性は人生に対してすべて投げやり状態。ナレーターもこの主人公の気持ちに合わせて、声のトーンも低くして朗読しています。
ネガティブなオーラを振りまいている人のまわりにはいたくないですよね。同じように私はこのナレーターのトーンの低さに自分の気持ちも落ちていきそうで、好きじゃないかもと思いました。
しかーし、オーディブルでもレビュー評価が高いこの作品。評価が高い理由は必ずあるはず..と我慢して聴き続けました。
ネタバレはしませんが、話がすすむなか、この主人公の気持ちも変化。主人公の内面の変化に合わせて、ナレーターの声のトーンも変わっていきます。
ナレーターは主人公に感情移入して声を変えていたんですね。
まるとりあえず我慢して聴き続けてみて。
あとに感動が待っています！
運転者｜印象に残った言葉
タクシーの運転手と主人公の男性の会話から特に印象に残った言葉を紹介します。
運は後払い
この小説では良い行いをすることはポイントカードにポイントをためているようなものだとと書かれています。
運は後払いです。何もしていないのにいい事が起こったりしないんです。ポイント貯めていないのに何かもらえますか？
誰もそんなことを気にしないでしょう。でも運となると、貯めていない人ほど期待するんですよね。
多くの人は運がいいと言う時、その前のことを全く無視して突然良いことが起きることのように期待しているでしょ。
引用：『運転者 未来を変える過去からの使者』著者 喜多川泰
努力の成果が現れるのは、ずっと後かもしれない
運転手と主人公の男性との会話から
運転手：実際に今やった努力の成果が自分に対して現れるのは普通の人が考えているより、もっとずっと後になってからです。それこそ10年とか場合によっては100年とか。
男性：100年も？
運転手：そうですよ。それに自分に成果がでるとは限らない。むしろ自分のまわりの大切な人とか次の世代とか、そうゆうところにあらわれてくることだってある。（中略）
自分の命は永遠と続く命のほんの一部であるってことを知らないんです。（中略）
考えてみてくださいよ。自分の人生にとって何がプラスで何がマイナスかなんて、それが起こっている時には誰も分かりませんよ。
『運転者 未来を変える過去からの使者』は著者 喜多川泰
私がこうやってスクスク育って（もうおばちゃんだけど）元気なのも、私の両親が貯めてきたポイントのおかげかもしれない。
私も子供の幸せ、これからも続く未来の世代のためにポイントを残していこうと思える生き方をしたいです。
本当のプラス思考とは
運転手：どんな事が起こっても、起こったことを自分の人生において必要な経験に変えていくことが生きるってことです。
だから、どんな出来事もマイナスに変えてしまうことだってできる。自分に都合の良い事をイメージしていれば、それが起こるなんてプラス思考じゃないですよ。
本当のプラス思考というのは自分の人生においてどんなことが起こっても、自分の人生においてどうしても必要だから起こった大切な経験だと思えるってことでしょ。
『運転者 未来を変える過去からの使者』は著者 喜多川泰
まるどんな出来事も自分の捉え方でプラスにもマイナスにも変えられる！
運転者｜他の読者の感想
『運転者 未来を変える過去からの使者』のアマゾンオーディブルの評価は4.8
- 再生時間 5時間37分
- ナレーター 白井翔太
オーディブルで聴いた人の感想をいくつか紹介しますね。
こんなによい作品めったにありません。感動しました。皆に聴かせたい
運はためて他の誰かのために使う。人生について大切なことを優しいストーリーで教えてくださいました。人生の折に読みたいです
まいりました。教科書に載せてほしいお話。いや大人になった今だからこそ心に沁みたのでしょうか
上機嫌でいることが大切。ストーリーも最後にあーそうゆうことだったのかと驚かせる締めくくりでとても面白かったし、学びがたくさん詰まった内容だった
著者 喜多川 泰さんはこんな人
1970年生まれ 愛媛県出身
喜多川さんは学校などで講演活動を積極的にされている作家さんです。また『学びと読書の村』というサイトを運営しています。
喜多川さんの日々考えていること、また彼が読んだ本のレビューも書かれています。
このサイトを覗いてみると、もっと本の世界を知りたい、学んでいきたくなりました。
恥ずかしながら、喜多川さんの本を読むのは『運転者 未来を変える過去からの使者』が初めてでした。
アマゾンオーディブルでは著者 喜多川 泰の15作品を聴くことが可能です。単行本1冊を購入すると1,650円。でもアマゾンオーディブルなら毎月1500円で喜多川作品がすべて聴くことが可能です。
『運転者 未来を変える過去からの使者』の再生時間は5時間37分。アマゾンオーディブルでは分冊版になっており、前半（2時間25分）、後半（3時間11分）で聴くことが可能。
5時間も！と思うかもしれませんが、私は２日で聞き終わりました。食事の準備中、ひとりで食事中、犬の散歩中、寝る前の布団の中で…。びっくりするほど、すぐに聴き終えますよ。
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